債権回収の手続選択について
債権回収債権回収の手続選択 はじめに 取引先等が支払期限が到来したにも関わらず、支払を遅滞している場合の債権回収の方法としては、内容証明郵便による督促、支払督促の申立、訴訟の提起、仮差押えの申立、民事調停の申立などの方法が考えられます。 そこで、本コラムでは、各手続の内容及び手続進行させていく上で考えられるシナリオについて、淡路島の弁護士が解説いたします。 なお、債権回収のために取り得る手続...
登記引取請求訴訟の流れ、留意点について
不動産問題登記引取請求訴訟 はじめに 不動産の登記申請は登記権利者(売買契約における買主等)と登記義務者(売買契約における売主)が共同して行うことが原則です。 一方で、登記権利者が登記申請に応じないこともあり、登記義務者が登記申請に協力しない場合、登記権利者は登記義務者を被告として訴訟を提起し、勝訴判決を得ることによって単独で登記申請をすることができるようになります。 このように登記義務者が登...
金銭消費貸借契約書・借用書について
企業法務金銭消費貸借契約書・借用書 はじめに 金銭消費貸借契約は、お金も貸し借りに際して作成される契約書であり、その代わりとして借用書が作成されることもあります。 口頭の約束だけでお金の貸し借りを行うことは、特に貸主において借主に対する返還請求が非常に困難になるおそれがあるため避けるべきで、金銭消費貸借契約書にしろ、借用書にしろ、貸し借りを行ったことを文書化しておくことは非常に重要です。 そ...
不動産事件に関する資料について
不動産問題不動産事件に関する資料 はじめに 不動産事件に関する資料には、「1 不動産登記事項証明書」、「2 閉鎖事項証明書」、「3 地籍図・公図」、「4 地積測量図」、「5 建物図面・各界平面図」、「6 住宅地図・ブルーマップ」、「7 固定資産評価証明書・公課証明書」、「8 名寄帳・納税通知書」、「9 登記申請書・添付資料」などがあります。 そこで、本コラムでは、弁護士の関わる不動産事件に関する資...
写真撮影に関する法的論点について
企業法務写真撮影に関する法的論点 はじめに 本コラムでは、写真撮影に関する法的論点について、淡路島の弁護士が解説いたします。 1 写真撮影と肖像権 1 相続財産の全部又は一部を処分すること 写真撮影において、無関係の人が写り込んでしまうことがありますが、こうした写真を撮影することや使用することに法的な問題は生じ得るのでしょうか。 いわゆる肖像権(=人の有するみだりに自己の容ぼう等を...