写真撮影に関する法的論点について
企業法務写真撮影に関する法的論点 はじめに 本コラムでは、写真撮影に関する法的論点について、淡路島の弁護士が解説いたします。 1 写真撮影と肖像権 1 相続財産の全部又は一部を処分すること 写真撮影において、無関係の人が写り込んでしまうことがありますが、こうした写真を撮影することや使用することに法的な問題は生じ得るのでしょうか。 いわゆる肖像権(=人の有するみだりに自己の容ぼう等を...
法定単純承認について
遺言 相続法定単純承認 はじめに 相続人が、相続しないことを選択し、「相続放棄(申述)」の制度を利用するためには、法定単純承認事由がないこと(民法第921条)が必要になります。 法定単純承認事由には、①相続財産の全部又は一部を処分すること(ただし、保存行為を除く)(民法第921条第1号)、②相続放棄の申述期限(熟慮期間)内に相続放棄をしなかったこと(同条第2号)、➂相続放棄後、相続財産の全部又は一...
遺言書の作成について
遺言 相続遺言書の作成 はじめに 遺言には、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3つがあります。 このうち、実務上は、自筆証書遺言、公正証書遺言のどちらかでが遺言書が作成されることがほとんどです。 自筆証書遺言は、遺言者自身が自筆で遺言の全文、日付、氏名を記載し、押印することで作成する遺言です。秘密性に優れますが、遺言の有効性をめぐり紛争になりやすいといえます。 公正証書遺言は、公証...